集合場所は本屋です

誰かに伝えたい、読んだ漫画・本についてまとめます

恋して愛して 西原理恵子 ダーリンは70歳

40にして不惑、なら70になったら? 孔子が言うところには、 「七十にして心の欲する所に従えども、 矩を踰えず」。 高須クリニックの高須医院長、 確かに心の赴くままに生きて、 それでも多くの人を救っている。 私財で多額の寄付をしたり、 困っている人の…

今の自分が未来の自分を励ませる ジェーン・スー/ナナトエリ 未中年~四十路から先、思い描いたことがなかったもので。~

「40にして不惑」って本当かしらとよく思います。今、周囲の40代の人たちは、私が10代、20代の時に考えていた 40代とは異なり若々しく行動力があって、 ファッションも30代の時とあまり変わらない人もいます。10〜20年前は普通だった、「結婚していて子育て…

幸せの権化 カフカヤマモト 家族ほど笑えるものはない

私の理想の毎日をぎゅっと凝縮して一冊の本にしたら、 きっとこの本のようになると思います。instagramでほぼ毎日配信されている、 作者カフカヤマモト(@cafca_yamamoto)さんの 4人家族の日常のイラストを本にまとめたものです。これが、タイトルの通り、…

お腹が空くような空かないような 九井諒子 ダンジョン飯

RPGといえば、ドラクエ派ですか。 ファイナルファンタジー派ですか。 私はメガテンが一番好きです。この漫画に出てくるのは、ドラクエ寄りのモンスター達と、それを 調理しておいしくいただくパーティメンバーです。まあ〜この料理が、調理法はリアルで料理…

慕情を感じさせる神秘 山岸凉子 青青の時代

初めて邪馬台国の「卑弥呼」という人物を知ったのは 漫画日本の歴史、とかそういうシリーズものだったと思います。それから未だに多くの謎を秘めている邪馬台国、卑弥呼について わくわくする論争がかわされています。つい先日も!headlines.yahoo.co.jp私が…

最強のバカ枠 佐々木倫子 チャンネルはそのまま!

漫画も本も好きですが、テレビも見ます。 先日爆笑してしまったのは、テレビ東京系で土曜日深夜に放映している ゴッドタンにて、松丸アナウンサーが「他人の関係」を熱唱していたところ。 松丸アナ、よくいる美人ではなくすごい美人なのに、 本当すばらしい…

今すぐ築地に行かないと! はしもとみつお/大石賢一 築地魚河岸三代目

シルバーウィーク以降、少しずつ秋の陽気になってきましたね。 秋は1年の中で一番好きな季節です。読書の秋、それから食欲の秋! そして、秋鮭の秋! スーパーで1年中売っている鮭、お寿司屋さんで1年中食べられるサーモン、 しかし本当の日本の鮭の旬は…

ソーラーパワーを感じて はるな檸檬 ZUCCA×ZUCA

宝塚、お好きですか?私は見た事がないのですが、 このZUCCA×ZUCAを読んだら俄然興味を持ち始めました。 この漫画はとにかく宝塚が好きでしょうがないヅカオタの人たちの あるあるを描いているのですが、宝塚をほとんど知らない私でも 爆笑、そして…

ネタバレ好きにはぴったり ドリヤス工場 有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいのマンガで読む。

秋の夜長、なんとなくkindleでネットサーフィンをしていたときに見つけたこの本。 文学に浸りたい、でももうすぐ急に眠くなりそう、 でもまだ眠くない…というときにパッと目に入り、「これだ!」と 1clickで購入。 タイトルの通り、誰でも聞いた事がある作家…

都度最近の自分を振り返るきっかけに 銀色夏生 運動の半年 つれづれノート (28)

銀色夏生さんのエッセイが好きで、とくにこのつれづれノートは 半年に1度文庫で出版されるので毎度発売とともに購入し、 一気に読んだり、のんびり読んだり。 日記形式で日付が入っているので、一年前〜半年前の自分を振り返ったりして その時の自分と今の自…

1980年代の郷愁 山本さほ 岡崎に捧ぐ 1

小学校時代、りぼんで連載されていたちびまる子ちゃんを読んで 駄菓子屋っていいな〜とか、 ツチノコってなに?とか、 ヒデキってあの西城秀樹が?アイドル?とか思っていたけれど さくらももこ先生と同年代にはきっとたまらなかった 子供時代をもう一度楽し…

こうできたらいいな 青木光恵 洋服を9枚に減らしてみた

昨今断捨離ブームですが、私も極力物を減らして 片付けを楽にしたいと思って毎日過ごしています。 とはいえ、減らしづらいのが洋服ですよね。 元々アスキーでの連載エッセイが大好きだった青木光恵先生が出した 洋服の断捨離本、即購入して読みました。 青木…

こんな妻が理想 福満しげゆき うちの妻ってどうでしょう?1〜7

1巻を手に取ったきっかけは忘れてしまったんですが、 たぶん裏表紙か帯に菓子パンを「もっ もっ」と食べる妻が 可愛くてそのまま購入した気がします。 表紙の大きい妻の絵は癒し系と思わせておいて、 ・リーチの短さというハンデがありながら ゴリラの遺伝…

毎回号泣 羽海野チカ 3月のライオン(11)

言わずと知れた人気漫画だと思いますが、 一時作者の羽海野先生が体調不良のため休載していましたね。 でも、復帰されたようでよかった・・・! 最新刊11巻が、2015年9月25日に発売するそうですよ! (kindle版の予約注文ボタンがない…もしや単行本版のみ先…

現代のサイコホラー 野原広子 ママ友がこわい 子どもが同学年という小さな絶望

ママ友という言葉からは、「ともに子育てに挑む同士」というプラスのイメージと 流行の「マウンティング女子の見栄の張り合い」というマイナスイメージの 両方を持っています。 こちらは、どちらかといえば後者にあたるのですが そういう一言では表せないよ…

時事ネタ風ギャグてんこもり 沙村広明 波よ聞いてくれ(1)

沙村広明先生と言えば大作、無限の住人が有名かもしれませんが 私は「おひっこし」や「ハルシオン・ランチ」のような ギャグ路線の作品が大好きです。 特にゆるい大学生のありそうな日々を描いた「おひっこし」は、 当時学生だった自分の胸をわしづかみでし…

戦国好きでなくても面白い!上杉謙信女性説 東村アキコ 雪花の虎 1 (ビッグコミックス)

上杉謙信がどこで何をした武将か知らなくても さすが東村アキコ先生。 上杉謙信という武将が「もし、女性だったら」どんな人物だったのか、 そしてその人物を取り巻く周りの人間模様や時代を描きつつ 10ページに一度はふふっと笑えるギャグがちりばめられて…